e-Motion LV1ライブ・コンソール 導入レポート
2019年のWaves Live SuperRack発売後、いち早くコンサートの現場にSuperRackシステムを導入、ライブミックスで積極的にWavesプラグインを活用してきたサウンド・エンジニア集団ライブデートだが、2020年6月、今度はWaves Liveの先進的なライブコンソールであるe-Motion LV1を自社機材として導入して頂いた。
ライブ業界全体に深刻な影響を及ぼしている新型コロナウイルスの蔓延が収束する糸口が見えないなか、早速LV1を配信用のミックスを中心に活用されているとのことだったので、代表の青木氏、サウンドデザイナー佐々木氏、澤田氏にお話しを伺った。
2020.01.01
コンパクト、ハイクオリティー
e-Motion LV1を導入されたきっかけをお聞かせください。
e-Motion LV1は発売後それほど時間が経過していない新しいタイプのコンソールです。まだまだユーザーが多いとは言えませんが、不安はありませんでしたか?
導入されたe-Motion LV1のシステム構成を教えてください。
普段、e-Motion LV1システムはどのような仕事で使用されているのですか?
ライブミックスで愛用されるプラグイン
愛用のプラグインと、そのプラグインを気に入っている理由をおしえてください。
VEQ-4
NEVE1081をモデリングしたEQです。効きがとても良く艶やかで気持ちいいです。
CLA Classic Compressors
Urei1176/LA2A/LA3Aをモデリングしたコンプです。それぞれのカラーを生かして積極的に音作りができるコンプ達ですね。
SSL E-channel
こちらもSSLコンソールのモデリングですね。 このEQの効きもとても好みです。コンプも気に入っていて太鼓類にパンチを加えるのに使ったりします。
Primary Source Expander
ライブミックス用のエキスパンダーです。ヴォーカルマイク等への楽器の被り音などをかなり優秀な精度で滑らかに減衰してくれます。
H-reverb Hybrid Reverb
超多機能リバーブです。色々できてしまうが故に迷うこともありますが… 実音に付いてくる立体感には驚きました。
ほぼ全てのプラグインを所有しているので、他のプラグインももちろん使います。紹介したものはモデリング系が多くなりましたが、実機がどうとかは特に関係はなく、使った感触として操作しやすく効果的なものを挙げさせていただきました。
配信のミックスで映える機能
e-Motion LV1で特に気に入っている機能があればおしえてください。
他の卓と異なる運用上の注意点はありますか?
e-Motion LV1はタッチパネルの操作が主ですが、物理的なコントローラーは必要ですか?
Waves LV1システムへの要望があればおしえてください。
実はDS Proという新しいメーカーから、SoundGrid動作検証済みで、電源、回線共に2重化されたスイッチが発売される予定です。こちらも期待できますね。あと、一番重要なエンジンとなるSoundGrid Extreme Serverもリダンダントできますね。
最後に、WAVESというメーカーに対するイメージをお聞かせください。
取材協力:株式会社ライブデート
Sonar Pocket、MY FIRST STORY、ヨルシカ、Fear, and Loathing in Las Vegas、Ms,OOJA、Northenr19、FOMARE、COUNTRY YARD、SIX LOUNGE、Survive Said The Prophet、tricotを始め様々な分野でサポートを行なっている。また昨今のバーチャルライブ「初音ミク」「あんさぶんるスターズ!」もMPチームが担当している。
このインタビューの詳細版が、プロサウンド誌2020年10月号に掲載予定となっている。こちらもぜひお楽しみ頂きたい。
プロモーション
Buy 2 Plugin Get 2 Free
2つ買うと2つもらえる!
Waves Gold バンドル プロモーション
人気の高いGoldバンドルが限定価格に!
Waves ベスト20プロモーション
人気の20製品を中心にプラグインが特別価格!
ミックスを最速化!課題解決プラグインセール
ミキシングを行う際に日々直面する様々な課題を迅速に解決し、ミキシングのワークフローを効率的に進めるために、厳選されたプラグインをお手頃な価格で提供しています。
2022年7月22日開催。かごめPセミナー第3回!
Wavesで行う最新ボカロプロセッシング
2022年5月6日に開催したかごめPによる「WAVESセミナー」アーカイブを公開中!
サンレコとWAVESのコラボイベント
2022年6月28日開催。かごめPセミナー第2回!
Wavesで行う最新ボカロプロセッシング
2022年12月27日開催。かごめPセミナー最終回!
かごめPの 音作りの鍵は歪みだ!
人気記事
貴重な資産をもれなく収録、ライブレコーディングはコンパクトな機材で完璧に
DiGiCo、SSL、SoundCraftなど、ライブミキシング用デジタルコンソールには、実に多くの機種にMADI端子が搭載されています。MADIはたった1本のケーブルで最大64Chもの信号のやりとりが可能な、非常に優れたデジタル・
会場規模を問わずライブミックスを磨き上げる、Wavesプラグイン
最先端のDAWシステムとアナログアウトボードを駆使したサウンドで、アーティストの楽曲制作、イベントや番組のテーマソング制作、プロデューサーとしても活動してきた青木繁男氏が率いるサウンド・エンジニア集団ラ
WAVESがV14へ。メジャーアップデートをリリース
約30年もの間、WAVESはプラグイン・エフェクトの世界的ディベロッパーとして、音楽制作の現場を支えてきました。この度、WAVESはV14へのメジャーアップデートをリリースいたします。
WavesプラグインをRoland M-5000 シリーズコンソールで使用する
RolandコンソールでのSoundGridセットアップ例をご紹介いたします。
YamahaのコンソールでWavesプラグインを使用する
WavesプラグインをYamahaのコンソールで使用するためのセッティング例をご紹介いたします。
Waves e-Motion LV1とTracks Liveを活用したライブ・レコーディングのセットアップ
Wavesのデジタル・ライブ・コンソールe-Motion LV1システムでは、e-Motion LV1のコントロールサーフェスとなるMac/PC、オーディオI/O、エンジンとなるSoundGrid Server、レコーディング/プレイバック用のMac/PC、こ
人気製品
Silk Vocal
ボーカルのミキシングは難しく、歌い手それぞれにサウンドに対するプロセスは異なります。過度な共振や、ブーミーな特性、歯擦音など、ボーカルがミックスになじまない要素も多く、それらを取り除くには、時間と知識
Tune
透明感のある自然なサウンドと柔軟性、正確なリアルタイム・ピッチ補正とフォルマント処理を可能にするボーカルプロセッサ 。フレージング、エモーション、デリバリーをすべて搭載し、素晴らしいボーカル・テイクを
DN32-WSG I/O Card for X32 and M32 Consoles
X32またはM32コンソールにDN32-WSG I/OカードとSoundGrid DSPサーバーを追加することで、驚異的な低レイテンシーで全てのSoundGrid対応プラグイン(コンプレッサー、EQ、リミッター、リバーブ、ディレイ、フィード
Titan Server
Waves史上最もパワフルなServerであるTitanは、ライブでもスタジオでも大量のWavesプラグインを超低レイテンシーで処理し、あなたのミックスを強力にサポートします。
Dugan Automixer + Dugan Speech
パネルディスカッション、企業イベント、トークショーなど、複数の参加者が発言する場合、複数のマイクが必要となり、フィードバック、望まないコムフィルター効果、ノイズの増加、人の話し声の重なりなど、様々な問
SuperRack LiveBox
SuperRack
SuperRackは、最大128ch(64chステレオ)ニアゼロ・レイテンシーで大量のWavesプラグインを駆動走らせることができる、ライブサウンドとブロードキャスト・ミキサーのための最新のプラグイン・ラックです。
SuperRack Performer
ライブサウンドに新しい感動を手に入れましょう!必要なのは、ミキサーに接続されたASIOまたはCore Audio対応のオーディオI/Oと、MacやPC上で動作するWavesとVST3プラグインだけで、追加のハードウェアは必要ありま